~「見通し」について~
見通しとは、少し先の未来を予測すること。
見通しを持つことで、少し先の準備ができたり、安心材料になったりしています。
「次は何かな??」「○○したらどうなるかな?」など、大人は今までの経験値から多くの予測が立てられますが
子どもたちにとって「見通す」ことは容易ではありません。また、「見通し」と記憶は密接に関係しています。
子どもたちの記憶の成長は「過去の認識⇒現在の認識⇒未来の予測」といわれています。
過去を振り返ることが出来るようになり、現在の自分の<選択>に過去の経験を活かし
その結果を振り返る・・・この経験の積み重ねが未来への予測(イメージ)につながっていきます。
例えば、<みかんを食べておいしかった!>⇒<今、選択肢にミカンがある。>⇒<おいしかったみかんを選ぶ>
⇒<次もみかんを選ぼう!>
このように、生きている上で経験した、楽しかった事、嫌だった事、嬉しかった事、心地よかった事など
様々な経験を振り返り、次の選択に活かしています。
園生活の中で、常に「見通し」が持てる環境構成を意識しています。見通しの一歩目としては、次の活動が目で見える環境です。
「ご飯の準備ができたよ!」と声を掛けるだけでなく、実際に、できたご飯を見る事(実際の物が見えること)で、より次の活動がイメージ
しやすくなります。乳幼児期の情報収集は視覚的刺激が多くを占めています。
また、自分の心地いいタイミングで次の活動に移れるように、蒲田第二保育園では、「遊ぶ・食べる・寝る」空間を分け
よりわかりやすく生活ができるようにしています。他にも、身の回りの支度の仕方が一目見てわかりやすい配置、表示(顔表示等)にしています。
一つ一つの保育環境にそれぞれたくさんの意図があります!!
是非、環境を見に来てください☆お待ちしています。
蒲田第二:西出