~運動あそびの考え方(おたよりコラム)~
蒲田第二では、9月・10月に「親子フェスティバル」(運動を楽しむ会)を開催いたします。
今回は、蒲田第二で意識している、「運動遊び」の環境の作り方について書きたいと思います。
日々の生活や遊びの中で、子どもたちは様々な体の動かし方を学んでいきます。
そこで重要になるのが、「安心・安全の保障」「発達の近い子ども同士の関わり」「やってみたくなる
(楽しめる)環境」です。環境の中で「見る」⇒「やってみる(真似)」⇒「自分なりに工夫してみる」を
繰り返し一人ひとりのペースで成長していきます。
蒲田第二では『4つの運動』をバランスよく体験できる様、下記のような環境構成を意識しています。
・移動系・・・走る、歩く、這う、跳ぶ、跨ぐ <かけっこ等>
・平衡系・・・わたる、バランスを取る <平均台等>
・非移動系・・ぶら下がる、引っ張る、押す <相撲等>
・操作系・・・投げる、つかむ、離す(物を操作する動き)<ボール等>
これらの遊びを通して、身体認知(自身のボディイメージ・体の使い方)や空間認知(物や人との距離感を
知る)、平衡感覚(バランスを取る)、保護動作(転んだ時に手をつく等)等を習得していきます。また、運動を
通して足の親指をしっかりと使える様になることで、体幹が付き、怪我をしにくい体作りにも繋がります。その為
『4つの運動』と合わせて遊びの中で、自然と『つま先で踏ん張る動き』が入るような環境にするという事も意識しています。
日頃から、楽しく身体を動かし、体力を付けて身体の使い方を学べるようにしています。
運動ももちろん、楽しい場は最大の学びの場となります。
蒲田第二:西出