~子どもの権利条約~
☆12月の園だよりコラムです♪
「子どもの権利条約 ~子どもの人権について~」 園長より
蒲田第二保育園では、毎月様々な園内研修、園外研修を行っております。
その中でも、毎年必ず行うテーマの一つに「子どもの人権について」があります。保育をする上で、非常に重要な
キーワードです。今回は、「子どもの権利条約」についてご紹介したいと思います。(※写真は園内掲示です☆)
☆ユニセフHPより抜粋
子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)は世界中すべての子どもたちがもつ人権(権利)を定めた条約です。
1989年11月20日、国連総会において採択されました。この条約を守ることを約束している「締約国・地域」の数は196。世界で最も広く受け入れられている人権条約です。
子どもの権利条約は、子ども(18歳未満の人)が守られる対象であるだけでなく、権利をもつ主体であることを明確にしました。子どもがおとなと同じように、ひとりの人間としてもつ様々な権利を認めるとともに、成長の過程に
あって保護や配慮が必要な、子どもならではの権利も定めています。生きる権利や成長する権利、暴力から守られる権利、教育を受ける権利、遊ぶ権利、参加する権利など、世界のどこで生まれても子どもたちがもっている様々な権利が定められた、この条約が採択されてから、世界中で、多くの子どもたちの状況の改善につながってきました。
この条約は、子どもには、「自分の思いや、願いを自由に出しながら大きくなる権利がある」
そして、子どもに関わる全ての大人には、「子どもの願いや思いと真剣に向き合う義務がある」と定義しています。
蒲田第二では、子どもにかかわる大人が何をすべきか、どう存在すべきか、日々考えて保育しています。
☆「何が子どもにとって一番いいのか?」と考え続ける。
☆子どもの事を良く見て、良く知り、子どもの思い・願いを受け止める。(養護・教育の援助・応答的な関わり)
☆子どもの選択・実体験・主体性が守られる環境の保障をする。
☆受け止めた後は、何ができるか? 受け止めたその後の事もしっかりと考える。
☆子どもたちが考える時間を大切にする。
☆決して、強制・強要はしない。(大人の思い通り×)
子どもたちの人権が守られるためには、気持ちを受け止められる場所(人)、発達に合わせた「選択」の保障が非常に重要になります。
また、子どもの主体性は、安心と自信と自由を感じられる大人との関係から生まれると考えています。
蒲田第二の保育の根底には、保育所保育指針だけでなく、子どもの権利条約があります。
子どもの未来を守るため、保護者の方々の育児のパートナーとして、これからも「一人ひとりの子どもにとってよりよい保育」を目指していきます。
「子どもの権利条約」については、園内にも掲示しますので、是非ご覧くださいね!!
蒲田第二は今までと変わらず、「子どもにとって」を一番に考え続け
保育を通して、子どもの未来のために<子どもの人権>を守り続けていきます。
蒲田第二:西出