施設長が変わり、新しく森下五丁目園のメンバーにも大きな変化が見られた新年度を迎えて早4ヶ月が経ち、保育者も保育園に慣れ、互いのパーソナルな部分が見え始めてきたので改めてチームとしての話し合いの時間を設けることとなりました。
チームが別れたら次は各自で改めて自己紹介。お誕生日はいつか、好きな食べ物や嫌いな食べ物について、今までの旅行のこと、そして幼少期どのような子どもだったかをわいわいと話していました。ちなみに最遠距離旅行はドイツでした。
☆のんびりとトークしています。
☆そんなみんなを優しく見守る園長先生。
自己紹介が終わったら、さっそく課題に取り組みます。
今回は【どんな子どもに育ってほしいか】【どのような保育をしていくか】【どうチームワークを取っていくか】以上の3つのテーマについて話し合い、発表してもらいました。
☆先ほどまでとは打って変わって真剣な表情。
まずは【どういう子どもに育ってほしいか】では思いやりや感謝、自己肯定感というワードが多く聞かれました。自分にもお友だちにも優しくできるようになってほしいという願いは森下五丁目保育園の保育目標である『自分も身近な人やものも愛せる子』に通底しており、発表を聞きながら目頭が熱くなりました。
次に【どのような保育をしていくか】の発表では様々なことを経験し、周囲の人との繋がりやものへの関心を持ってるような活動や、つまづくことがあった時にはその気持ちに寄り添う働きかけを意識し保育を行っているということがわかりました。そして保育者自身が子どもたちと接し、日々を過ごす中で楽しいと思えることこそが良い保育の基盤となっているとも付け加えており、聞きながらも何度もうなずいてしまいました。
最後の【どうチームワークを取っていくか】では正社員であれパート職員であれ子どもたちを見守り、育てていく仲間であることには変わりはなくみんなが対等な関係であるということを念頭に置きながらコミュニケーションをとり、思いやりを持って接し、時には話を傾聴することを意識していくことが業務上の伝達やアドバイス、そして保育につながっているということが発表を通じて伝わってきました。
☆発表を終えた後は「ふぅ~・・・」と安堵のため息が聞こえました。
話し合いには制限時間を設けておりタイムキーパーが「そろそろよろしいですか?」と声をかけると「もうちょっと時間くださ~い」との返答が返って来ることがしばしばありました。いくら時間があっても足りないというかのように各自が自分の考えを伝え、相手の意見に耳を傾けて話し合いをしている職員の姿を眺めながら今回では終わらずに定期的にこのような場を設け、コミュニケーションをとってより良いチームを目指していこうと思った次第です。